今回はハニートラップ・エスケープ〜悪役一家と囚われのお屋敷〜の総評をさせていただきます。
総評ですが、まともな主人公が悪女によってその志を破壊されるシチュエーションに興奮する変態にオススメの作品です!
評価項目 | 点数 |
ストーリー,世界観 | 7/10 |
キャラ,絵柄 | 9/10 |
ゲーム性,ボリューム | 5/10 |
逆レイプ | 9/10 |
合計 | 30/40 |
シリアスなストーリーと狂った家族
あらすじでも書いたことですが、この作品は主人公の故郷へ侵略戦争を始めようとしている偽りの家族を止めるために、屋敷からの脱走を目指すゲームです。
かなり深刻で重いストーリーですが、悪女たちはそうした重さを感じさせること無く、戦争など知らないといった態度で主人公に接してきます。
必死に訴える主人公に対しても、まるで家出をしようとしている子供を躾るように扱い、その温度差が不気味な違和感を持たせているのが上手いと感じました。
優しさが逆に怖い・・・
もっと広げていい物語
不気味さとエロさを兼ね備えた素晴らしいストーリーであるものの、脱走に成功したらすぐにエンディングとなったのが残念です。
脱走してからも家族の悪事を世間に公表したり、追手から逃げ続けるなど、やることは多いはずですが、それらはダイジェストで説明され、故郷で本当の母に再開してハッピーエンドとなります。
そのため、「あれ?もう終わり?」という物足りなさを感じました。
まだまだ風呂敷は広げられそうなので、2部構成で屋敷の外の物語も作ってほしかったです。
唐突に始まる感動のエンディング。
教育的な悪女?
舞台こそ悪党の暮らす屋敷であるものの、ヒロインで残虐な性格というのはミレイくらいで、残りの3人とメイドたちはそれほど過激な性格には見えません。
プレイ内容もそれぞれ個性が出ており教育的な指導、調教で二度と脱走計画などしないように身体に教え込むといった趣旨のプレイが多い印象です。
集中特訓の内容はぜひプレイして確認してください!
家族の関係性も見たい
ヒロインに見つかった時の会話で、主人公とそのヒロインとの距離感や本心は確認できるのですが、ヒロイン同士の会話が無いのは惜しいです。
一人ひとりは非常に魅力的なキャラですので、普段の姿や戦争への意識など、エロ以外の一面もあればもっと魅力が際立つと思うので、日常パートのようなものもあればより一層良くなる作品だと感じました。
仲の良かった頃のミレイも見たかった。
この家族と暮らしたい変態は↓をチェック!
ボリューム不足が難点
最初は正攻法で悪女たちに捕まらないようにプレイしたのですが、その結果、1時間足らずでクリアしてしまいました。
本作が定価¥1900ということを考えると、これではちょっとお高いと感じてしまいます。
このボリュームであればもう少しお安くしてもらえれば、気軽に購入できたかと思いました。
全員にこうしたサブイベントがほしいところ。
単調な鬼ごっこ
ゲーム性についてですが、最後まで単調な鬼ごっこしかありませんでした。
捕まればエロいことをされるというコンセプトは良いのですが、ステージごとのギミックというものに乏しく、「このヒロインのステージではこんなギミックがある!」というような特徴がまったくありません。
難易度も最初から大して変わることなく、やり込み要素も無いため、一度プレイしたら後はエロシーンを確認するだけとなるタイプの作品になっているのが残念です。
例えば、ミルフィーなら赤ちゃんプレイへ誘う罠など、せっかく大勢のメイドがいるのだから色々と用意してもいいと感じました。
愛人の誘惑はエロかったです!
悪女だと分かっていても抗えない快感
逆レイプの観点で言えばエロシーンは非常に良いです!
目的のために正しくあろうとする主人公に対して、その志を快楽で塗り潰して堕落させるというのがとても上手く描かれております。
目の前の女が悪女で、快楽に負けちゃいけないと理解できているものの、それでも極上の快感に勝てないというのは逆レイプとして非常に大事なポイントです。
この作品は主人公がちゃんと目的を持っているからこそ、破滅させられる絶望感が強調され、逆レイプ作品として魅力が引き出されているのだと感じました。
M男「そんな、バレているだと!?」
デフォルトネーム「主人公」
本作は主人公のデフォルトネームが「主人公」になっており、家族も「主人公ちゃん」と呼んできます。
名前の変更はできるので変えればいいだけの話ですが、変えなかった場合は違和感が凄かったです。
番外編となるマンガでは「リク」という名前がちゃんとあるので、ゲームでもそちらを採用して貰えたらいいと思いました。
ゲームの追加要素もあり!
最後に
以上で本作の総評を終わります。
サークル:セイヘキマスターさんは他にも多くのマンガ作品を輩出しているので、気になった変態はそちらもチェックしてみてください。
それでは最後に、妹女王のミレイ様から一言。
ありがとうございました!