ザコに勝たなきゃ進めない! 総評

総評

今回はザコに勝たなきゃ進めない!の総評をして参ります。

総評ですが、最強勇者なのにザコな女の子の誘惑に負けてしまうというネタだけでエロさと面白さを両立させた秀逸な作品です!

評価項目 点数
ストーリー,世界観 8/10
キャラ,絵柄 10/10
ゲーム性,ボリューム 8/10
逆レイプ 9/10
合計 35/40

実は真面目に危機に直面している世界

絵柄が可愛らしいので忘れがちですが、実はこの世界は人間と魔物の戦いで非常に緊迫した状態にあります。

既にエル君以外の神子の勇者は先んだって魔王討伐の旅を始めており、道中でも先輩勇者たちに会っては情報を貰うことができます。

М男「修道院に入るなよ!絶対に入るなよ!」

また、危機感を忘れたころに強力な魔物が現れて戦いになるので、エロゲであるものの旅の目的をほどほどに思い出させてくれる設計にはなっております。

行く先々で謎の女が怪しいことをしている現場を目撃することもあり、何やら不穏な気配を出しているので勇者として動かなければマズいと思わせる場面もあり、物語としても引き込まれる作品でした!

М男「お姉さんはS女ですか?」

だからこそ、ルシアの「エル君が頑張んなくてもいいじゃん。一緒に休もうよ。」といった発言は改めて恐ろしいと笑えてしまいます。

エル君が最強だから危機感が伝わりにくいのが難点

危機が迫った世界であるものの、やはりエル君が最強すぎるため、その脅威が感じにくいとは思いました。

道中のザコはワンパン、手強い魔物も大技の連打で勝ててしまい、エル君唯一の弱点もエッチな誘惑ということで、怖いものは何もありません。

淫魔もピアニーのような話ができるタイプであれば命まで奪われることはありませんし、道中の淫魔も誘惑があからさまですので、これは引っかかるエル君が悪いと言えるものであるため、魔物を怖いと思うことはありませんでした。

並みの勇者なら魔物は脅威なんですけどね。

ただ、物語終盤になると魔王の壮大な計画が明かされるため、エロいだけの薄っぺらい話ではありません。

一部ルートではエル君が勇者としての使命から逃げたため、魔物によって人間たちの生活圏が侵略される内容もあり、エル君の決断で様々な未来を思わせる丁寧なストーリーが描かれていると感じました。

ルシアルートの真実はぜひプレイして確かめてください。

考えて答えを見つけ出せる主人公

エロゲとして女の子が可愛いのはもちろんですが、本作は珍しく主人公が魅力的な作品です。

最強勇者ではあるものの、上から目線の天然やヤレヤレ系という訳ではなく、ちゃんと相手の気持ちを考えてコミュニケーションができる面倒見のいい性格で、ルシアじゃなくても彼に惚れる女の子は多いだろうと感じました。

勇者を便利に利用しようとする王国のやり方に不満を抱きながらも、使命は果たそうとする大人の対応もでき、それでいて大人の言いなりにはならないという自我も持っているなど、非常に人間として立派だと感心しました。

もう勇者や騎士になれて嬉しい時代は終わりなんですよ。

そんなエル君にもルシアの我儘とエッチな誘惑には弱いという弱点があり、エッチでは一方的に負けてしまうところが彼の魅力にもなっていて、とても愛着の持てる主人公だと感じました。

そうした個性を持った主人公だからこそ、結末も複数用意されており、どれもエル君らしさが出ているものであるため、改めてこの作品の主人公はエル君じゃなければならないと確信できます。

結末はぜひご自身でプレイして確かめてください!

やっぱりハッピーエンドが一番です!

ザコはすぐ調子に乗る

エル君が最強であることを差し引いても、本作に登場する女の子のほとんどが戦闘能力が低いザコです。

しかし、だからこそ彼女たちにとって最強であるエル君を夢中にさせることは大きな自信につながり、それで調子に乗ってしまうのにも納得できてしまいます。

М男「もちろんです!」

レベルドレインされれば純粋な力勝負でも負けるようになり、何の苦労もなく手に入れた力で偉そうにするなど、程よくイライラさせてくれるのも可愛いと思えました。

ただ、それは経験を伴わない強さであり、ちゃんとレベルを上げて再戦すれば普通に勝てるため、慌てるザコを見れて二度おいしいです。

プレイ前はヒロイン全員ザコで個性が出せるのか心配でしたが、そんな心配は不要で、みんな魅力的で愛すべきザコで大満足でした!

チンポは努力してもザコのくせに・・・

ほぼまっすぐ進むだけな道中

ゲームとしては、良くも悪くも難しくないです。

道中に謎解き要素は無く、敵もレベルを上げて強い技で殴っていれば勝てるので、道中は邪魔なザコ敵を倒しながら進んでいればラスボスまで辿り着けます。

一応、回復アイテムを購入したりもできるのですが、ゴリ押しで十分な場合が多く、私は戦闘中に一度もアイテムを使わずにクリアできてしまいました。

探索要素としては、ルシアへのお花のプレゼントと女の子への貢物の購入くらいで、お金の使い道もエッチのおねだりくらいしかありません。

欲しいプレゼントは教えてもらえます。

また、サブイベント要素が無いのが少し物足りなかったです。

せっかく勇者ですから、魔物から助けてあげたお礼にエッチで搾り取ってもらえるイベントくらいは欲しかったです。

ただ、そうなるとザコに負けるという大前提が失われるので、難しいところです・・・

ルシアも生活能力ザコでOK?

寄り道の先に淫魔

本作の数少ない探索要素として、寄り道をした先で淫魔と出会えます。

そうした淫魔は戦闘能力が低いか弱点が分かりやすいため、エル君なら負けるはずがありません。

だからこそ、負けたときに「どうしてこんなことをしてしまったんだ・・・」と後悔できてしまい、ザコに負けた不甲斐なさを噛み締めることができます。

ザコ淫魔は誘惑もあからさまなものしかできないので、勇者ならそんなものに惑わされないでください!

М男「俺のならいくらでも捧げます!」

負けることで変わる関係性

本作の醍醐味と言えば、やはり自分より圧倒的に弱いザコに誘惑され、罵られながら射精させられることでしょう!

最初こそ情けなく命乞いをしていた女の子が、エッチで優位に立てると気付くと態度が一変して強気になるというジャンルは他の作品でも見られましたが、それをメインに扱う作品は珍しいです。

誘惑に負ける作品は数あれど、敵がワンパンで倒せるザコしかいないという極端なものは他に無く、独自性としては非常にポイントが高いです。

他作品にも一人くらいならいそうですけどね。

また、一度敗北してからはテキストも大きく変わり、エッチで負け癖を沁み込ませるようなセリフになり、敵ではなくエサとして見られるようになるのも屈辱的でした。

そうした連敗でのセリフが見たくて何度も負けてしまいたくなるようなエロシーンが満載であるため、タイトル通りザコに勝てなくて進めないという状況になるのも納得の作品です!

М男「敗け射精させてください!」

キャラは少ないがボリュームは多い

パッケージのメインキャラには1人3つのエロシーンが用意されており、一見するとボリュームは控えめかと思ってしまうのですが、テキスト量はかなりのものです。

その上、初対面、敗北後、見逃してあげた後といった関係性によってもテキストが変化し、同じエロシーンでも違った言葉責めが堪能できるようになっております。

さらにエル君が童貞である場合にもテキストの変化があるなど、細かいところまで気を配った仕上がりでいい仕事をするものだと感心しました。

あなたは誰に吸われて依存する?

回想部屋ではエル君のエッチの経験も自由に変更して楽しめるので、何度でも童貞に戻ってもいいし、大金を貢いでも問題ないので、お好みの状態で搾り取られちゃってください!

最後に

以上で本作の総評を終わります。

ザコに負けることが醍醐味であるために戦略性などとは縁遠い作品ですが、ザコに負けるシチュエーションが非常にエロいので、エロゲーとして実用性の高い作品だと思います。

また、本サークルはエル君のように魅力的な男主人公がいるのも特徴ですので、よかったら過去作もチェックしてみてください。

それでは最後に、処女淫魔サリーニャさんから一言!

ありがとうございました!

タイトルとURLをコピーしました