ひと夏の思い出 ~僕を誘惑する褐色の悪女たち~ 作品紹介、総評

作品紹介

今回はひと夏の思い出 ~僕を誘惑する褐色の悪女たち~の作品紹介をさせていただきます。

サークル:からくりや_ゲーム置き場さんはCi-enでの活動もなく本作が処女作です。

本ブログでは何気に初のAI生成作品の紹介となりますが、私は生成AIには肯定的な考えですので、あまり気にせず紹介して参ります。

なお、本作は短編ゲームですので、総評までまとめてさせていただきますがご了承ください。

あらすじ

きっかけはスーパーの福引で当たった地元のホテルリゾート2泊3日宿泊券。

家の近場ということもあって特別に両親の許可をもらって、主人公の空太(名前変更可)は幼馴染の穂乃果と初めての2人っきりでのデートに来ていた。

彼女とは幼いころから家族ぐるみでの付き合いも深く、親同士も公認の仲で普段から一緒にいることも多かった。

互いに恋愛経験など全くない2人だが、空太には彼女との関係を一歩進めたいという思いが渦巻いている。

親からは健全なお付き合いを求められています。

2泊3日という時間の中で、2人きりでの旅行を成功させて最後に穂乃果に告白する。

そうした覚悟を胸に秘めぎこちない様子でいる2人に、どこからともなく静かなビーチに似つかわしくない大声が聞こえてきた。

声の主は地元ではまず見ないような挑発的な水着を付けており、浅黒く日焼けした肌と相まって淫靡な雰囲気を醸し出している空太より少し年上の金髪の女性だ。

姫香と呼ばれたその女性は、どうやら旅行先で男を引っかけようと企んでいたようだが、島には老人ばかりで、一緒にいた銀髪ギャルの樹里奈に嘆いているようだ。

しかし、空太たちを見つけると、姫香は穂乃果を無視して空太を誘惑してきた。

М男「ビッチギャルから逆ナンだと!?」

派手な年上お姉さんからの誘惑に戸惑う空太だったが、穂乃果に助けられすぐに彼女たちの前から退散する。

しかし、空太を完全にマーキングした2人は、どちらが先に空太を堕とせるかという遊びを計画していた。

こうして空太と穂乃果の預かり知らぬところで、姫香と樹里奈による逆NTRバトルが開幕するのだった。

М男なら間違いなくビッチを選ぶ・・・

穂乃果とのデートを成功させよう!

本作の目標は、黒ギャルの誘惑を振り払って穂乃果とのデートを楽しみ、告白を成功させることです。

リゾートエリアを探索することで様々なイベントが発生し、一緒にバカンスを楽しんだり景色を堪能できるようになります。

また、同じ場所でも何度も調べてみたり違う時間に訪れてみることで違った発見があり、それを調べることでもストーリーが進行していきます。

アクションや推理要素はないので詰むことはないですが、迷ったときは気になる個所をとりあえず調べてみてください。

調べれば自ずと行動範囲も広がります。

ギャル2人のNTRバトル

幼馴染との大事なデートだというのに、姫香と樹里奈はお構いなしに空太を誘惑して2人の恋路を邪魔してきます。

自分のエロさを理解しているギャルは事あるごとに空太に接触し、男の性欲を刺激して自分の奴隷にしようとアプローチをかけてきます。

ただし、彼女たちはただの観光客であり、バカンスが終われば関係も終わってしまうため、恋人になる未来など存在しません。

向こうはそれを分かり切った上で肉体関係を求めているので、幼馴染との清い恋愛のためには誘惑に屈さないようにしてください。

奴隷の扱いは姫香のほうが慣れているようです。

誘惑に理性で耐え抜け!

バカンスの最中にはギャル2人から色んな場所でエッチな誘惑を仕掛けられます。

童貞の空太にはギャルの誘惑は刺激が強く、じっと見ていたらどんどん性欲に逆らえなくなってギャルの言いなりです。

誘惑に屈するほど画面左上の理性値ゲージが減少していき、ゲージが0になったら逃げだすことが不可能になり、あとはギャルに好き放題されてしまいます。

逃げ出すタイミングは何度も用意されているのですが、後半ほど逃げ出すのに必要な理性値が高くなるため「まだ大丈夫・・・」と思っていたら既に手遅れという場合も少なくありません。

穂乃果を大切に思うのであれば、どれだけエロくても無視して本来のデートに集中してください。

野外プレイも抵抗0!

理性値は各所で回復可

誘惑に負けてしまえば理性値は0になってしまい、その状態で次のギャルに出会ってしまえばどうすることもできません。

リゾートを探せばリラックスできるソファーや休憩所があり、回数制限こそあるものの、利用すれば理性値を回復することが可能です。

他にもお金を払って飲食物で回復することも可能ですので、ギャルとの遭遇に備えて理性値は常にMaxを維持してください。

理性でこれに抗えるのか・・・?

占い師の言うことは聞きましょう

リゾートを散策していると、見るからに怪しい老婆に物乞いをされてしまいます。

しかし食べ物を与えるとお礼に占いをしてくれて、これが驚異の的中率を誇ります。

そのため、老婆に占ってもらえば、いつどこでギャルの誘惑が迫るのかを知ることが可能です。

このバカンスでは何度も顔を合わせることになる頼れる存在ですので、見つけたらおいしいものをご馳走してギャルとのイベントを教えてもらいましょう!

М男「次の行き先は決まった!」

ギャルを求めて老婆の占いを聞きたい変態は↓をチェック!

ここからは総評に移ります。

総評ですが、ビッチギャルに逆NTRされて破滅させられるノベルゲームに興味のある変態にオススメの作品です!

評価項目 点数
ストーリー,世界観 8/10
キャラ,絵柄 7/10
ゲーム性,ボリューム 5/10
逆レイプ 9/10
合計 29/40

小説のような上品な情景描写

本作の特筆すべきポイントは、情景を鮮やかに魅せる詩的な文章だと思います。

舞台が高級リゾートということですが、その景色を単純に綺麗と言うだけで片付けるのではなく、大人びた比喩表現や言葉をチョイスしており、別世界のようなリゾートのすばらしさをプレイヤーに想起させることができています。

こうした文章力の高さがエロシーンでも生かされており、女性の肉感や細かな表情の淫靡さも的確に描写されているため、官能小説のように想像力に訴えかけてきて妄想が捗る作品として非常に良かったです。

情景描写は本当に上手いと思います。

メインストーリーは普通

文章力こそ高いものの、ストーリーとしてはシンプルで、ギャルの襲来が無ければ一緒に旅行を楽しんで最後の夜に告白するだけというものになっています。

特に、ギャルの誘惑に負けたからと言ってストーリーに影響がなく、最後に穂乃果に会いに行くだけでgoodエンドに辿り着けてしまうのは逆に残念でした。

ギャル2人が登場するのも穂乃果の目を避けれる状況のみであり、回避してもしなくても続く展開に影響がないのは制作側としては楽かもしれませんが、プレイヤーとしては分岐ルートを拝みたいところです。

誘惑に負けたことで罪悪感を抱えたまま穂乃果と過ごしている展開があれば、もっと逆NTR作品としての深みが生まれたかと思います。

浮気を意識させるプレイはNTRの魅力です!

エロ以外の個性は乏しい

ギャル2人が登場するのはほとんどがエロシーンの時だけなので、エロ以外での個性の見せ場が足りないとは思いました。

短期間での逆NTRということもあって空太と親交を深めていくイベントも無く、販売ページで書かれている紹介文以上の情報は多くありません。

男を弄ぶことに長けたビッチとしては非常に魅力的であるものの、作品としては深みのあるキャラではなく、そこが物足りなく感じました。

エロ特化の女としては極上です!

穂乃果と老婆のほうが個性的?

ギャル2人が性悪なこともあり、穂乃果の優しさがとても尊いものに感じられて、やはり彼女は大切にすべきヒロインだと思い知らされました。

穂乃果は物語でも空太と一緒にいる時間が一番長く、空太の些細な変化に対して気遣いをしてくれる優しさを持っており、空太もそんな穂乃果を喜ばせるために動いてくれるなど、応援したくなるカップルでほほえましい限りです。

М男向け作品としては穂乃果にS女の素質があれば最高でしたが、それに関しては2人の今後に委ねていいでしょう。

※2人は健全なデートをする約束です。

また、乞食だった老婆も何気にいいキャラをしており、怪しさMaxの見た目の割にまともな人間性を持っていました。

最初こそゲームの都合で登場したキャラかと思っていましたが、最後の仕事が非常にインパクトがあり、本作の結末を彩る重要な存在だと感じました。

詳しくはぜひプレイして確かめてください。

まぁ、浮気男に手を貸したとなれば・・・

ゲーム性低め、ノベルゲーム

本作はアクション要素やバトル要素は一切なく、各地を調べてイベントを読み進めていくノベルゲームとなっております。

そのためゲーム性はほぼ無く、文章力の高さも相まって官能小説としての役割のある作品だと感じました。

選択肢によるルート分岐も最後だけであり、誘惑に負けるデメリットもほぼ無いため、ゲームとしての楽しさはあまり感じられませんでした。

負けることで調教がより激しくなったり、穂乃果との関係に亀裂が入るなど、快楽堕ちBADエンドとしての色を強くした分岐シナリオとしてストーリーを組み立ててくれれば、全ルートを攻略する楽しみも増えそうな気がします。

結末までの過程を充実させてほしいです。

ゲーム性は増やせそう

ゲーム性を増やす要素としては、まずは貢ぎイベントだと思います。

本作は老婆に食べ物をご馳走する以外にお金の使い道があまり無いので、ギャルの好感度を上げるために貢ぐというイベントがあれば背徳感が増すと思いました。

他には、理性値が減るイベントはもっと多くてもいいかもしれません。

ギャルのセクシーな格好を眺めて理性値が下がるイベントこそあるものの、それ以外の小さなイベントは無く、メインのエロシーン以外での理性値の役割がほぼありません。

エロシーン以外でもギャルに近づけるようなイベントを用意し、彼女を裏切る申し訳なさを感じながらも性欲に流されてしまう・・・なんてことに理性値次第でなるようなシステムであれば逆NTRとしてさらに高みへ行けるかもしれません。

М男「老婆よりもギャルに貢ぎたい」

彼女がいるのに抗えない快感

本作のエロシーンは逆NTRらしく、ギャルたちが言葉責めとして穂乃果の話をしながら快感を与え続けます。

エッチに対して一切の免疫がない少年と経験豊富なギャルという関係で、空太を完全に手玉に取りながら、時には連続射精、時には寸止めなど、完全な女性上位で弄ぶ様はМ男には堪りません。

内容もオナニー指示から始まり、手コキ足コキパイズリとだんだん過激になっていき、最後には穂乃果に捧げるはずの童貞まで奪われるのは逆NTRとして王道かつ理想的な流れだと思います。

1つのエロシーンに立ち絵が複数使われており、エロシーンに関してはМ男向け作品として文句なしだと言えるでしょう。

ただ、ノベルゲームと考える場合、自動文字送りがないのが不便でした。

これだけはどうしても実装してほしかったです。

常に彼女をチラつかせるのもポイント高い・・・

穂乃果とのエロシーンはありません

本作は健全なお付き合いを目指しているため、穂乃果とのエロシーンは無く、告白成功でゲームが終わってしまいます。

穂乃果が天使のように心の広い女の子なのは良いことですが、エロゲとしてはどうしてもエロさを求めてしまいます。

私としては、実はギャルに嫉妬しているとか、本当は空太とエッチしたい淫乱女子だとか、そういった個性があってもいいかとは思いました。

ただ、それは本作の趣旨に反する気もするので、今のままでもいいのかもしれません。

下心無しでこのセリフが言えるんだよなぁ・・・

終わりに

以上で本作の紹介と総評を終わります。

ゲームとしては物足りなさがあるものの、逆NTR小説としては非常に完成度が高いので、ギャルに篭絡される少年というジャンルに興味があればぜひ購入してみてください。

それでは最後に、銀色の災厄こと樹里奈様から一言!

ありがとうございました!!

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